2022年11月13日 日曜日
ヘアカラーの常識/非常識?
ヘアカラーの常識/非常識について
髪を染色する上で、広くヘアカラー剤に使用されているものが「酸化染料」と呼ばれる化学成分です。
その「酸化染料」が原因となって起こるアレルギー性接触皮膚炎のことを美容業界では『ジアミンアレルギー』と習慣的に呼んでいます。
“ジアミン”とは「酸化染料」と呼ばれている一群の染毛成分の中で、特にアレルギーを発症する頻度が高い「パラフェニレンジアミン」を“ジアミン”と略したことから始まった酸化染料の俗称です。
アレルギー性接触皮膚炎は、誰にでも起こるのではなく、ある特定の人にだけ起こります。皮膚や体に合わないものと判断する体の仕組み(抗原/アレルゲンの記憶)をもっている人に起こることがあります。抗原となるものに接触してから24~72時間で腫れや紅斑などの皮膚症状が最大になります。
一次刺激性接触皮膚炎は、アレルギーを原因としない「かぶれ」のことです。
刺激をおこす化学物質が濃い濃度で皮膚に付くと、誰にでも症状が出ます。その原因は、化学物質が皮膚の細胞膜に障害を与えたり、代謝に障害を与えたりして皮膚を傷めてしまうからです。
薬剤と接触後、あまり時間を置かずに皮膚に刺激や傷みを感じたり紅斑が現れたりした場合は刺激性接触皮膚炎の可能性があります。
ヘアカラーによるアレルギーを防ぐため、以下の点に気をつけましょう。
- 体調の悪いとき、荒れていたり傷がある等頭皮の状態の良くない時は施術を見合わせましょう。
- アレルゲン(抗原となる物質)は皮膚から浸入するので薬剤との接触を極力避けて施術しましょう。素手で薬剤に触るのもリスクがあるので注意しましょう。
- 今まで何でもなかった人がある日突然に発症するのがアレルギーの特徴です。
施術前のパッチテストでアレルギーになっていないことを必ず確認しましょう。 - 一度ヘアカラーでアレルギーを起こしたら、その時に使用したタイプのヘアカラーリング剤は絶対に使用しないでください。
また他のタイプのヘアカラーにも敏感になっているのでパッチテストはより重要になります。
で、ここまではよく言われるヘアカラー”いわゆるジアミンのアレルギーについてです。
まあみなさん、ジアミン”を調べればこの程度の情報はたくさん目にします(笑)
この先です
「ヘアマニキュアは、髪の内部に浸透しないから安全ですよ」
と勧められて、白髪染めの代わりに使っていませんか?
ヘアマニキュアの成分を見ると、もっとも多く含まれている水の次に、
エタノールとあります。これはほとんどのヘアマニキュアと同様で、
消毒と殺菌作用が強すぎるため、人間の身体に有害なんです。
成分の語尾に「~エタノール」と書かれてあっても同様です。
他にも「~アミノフェノール」という成分は、皮膚への刺激が強いので
アレルギー反応を引き起こす危険性があります。
タール系色素というのは、「赤227」「黄203」「黒401」のように
記載されている成分のことです。
髪を染める染料であることは確かなのですが、旧表示指定成分で、
発ガン性や皮膚病、アレルギーなどが懸念される色素です。
使った途端に、困ったことになるというわけではないのですが、
頭皮にダメージを与えて、弱らせていくことは確かです。
当然、髪にも良い影響を与えるはずがありませんよね。
髪や頭皮に優しい白髪染めを探すと、植物由来成分100%ものであれば
薄毛を改善することと頭皮の健康を考えると、
染まる時間か、お金かを投資するしかないですよね。
頭皮を健康な状態に保ち、髪に艶とハリを与えるトリートメント効果とカラーリング作用を併せ持つ優れたヘナ(メーカーによって異なります)(当社)は「安全」という点では比類ないものです。
この安全性を客観的に裏付ける為、国内の権威ある第三者の検査機関に下記の内容の検査を依頼しました。
★急性経口毒性試験
★皮膚一時刺激性試験
上記の検査は既に実施され、いずれにおいてもその安全性が確認されています。
分析機関:財団法人 日本食品分析センター
分析試験結果
分析試験項目 | 結果 | 定量下限 | 分析方法 |
パラアミノ フェノール |
検出せず | 0.1% | 高速液体 クロマトグラフ法 |
パラフェニ レンジアミン |
検出せず | 0.1% | 高速液体 クロマトグラフ法 |
ね
ですが、間違ってしまってはいけないのは
100%天然のものだからと言って、アレルギーが出ない”ということではないということです
植物だろうが、天然ものだろうが、水だってアレルギーが出る方もいます
そこで私たちプロである 美容師 の役割”となるわけです
ジアミンだからダメマニキュアだから安心天然ものだから大丈夫ではなくて、
あなたにはこれを使うとよいかもしれません
ということなんです
その見極めや、施術方法、薬剤の使用方法などいろいろ駆使してあなたを綺麗にするのが役割です
だから、人の言ったことや”ネットの情報だけを鵜呑みにしないで
常識/非常識は、見る方や考え方によって大きく変わります
私たちに 相談してください
ヘアカラーでかぶれた方でも、ブリーチで大丈夫だったという方もいました
私たちは プロとして数多くの方を担当させていただき、肌や髪や状態を体験経験しております。 これなら・・・こちらなら・・・この方法なら・・・という判断ができると思います。
もちろん深刻な場合は、医師の判断にも従います。
危険な賭けのようなことはしません
それがプロの責任です