2018年7月21日 土曜日
美容師の働き方いろいろ仕事スタイル
労働環境の改善は、企業だけでなくいまや国全体に関わる課題です。
安倍晋三首相は2016年9月、内閣官房に「働き方改革実現推進室」を設置し、働き方改革の取り組みを提唱しました。
働き方改革とは、一言でいえば「一億総活躍社会を実現するための改革」といえます。
一億総活躍社会とは、少子高齢化が進む中でも「50年後も人口1億人を維持し、職場・家庭・地域で誰しもが活躍できる社会」です。
美容師の仕事というと、昨今はブラックの代名詞のように言われています
はたして・・・本当のところは?どうなのでしょうか!?
*キツイ
*拘束される時間が長い
*休みが少ない
*給与が安い
*社会保障に対する不安
*将来に対する不安
*その他
などが挙がっているようです。
本当に言われているような、ブラックな職種!?なのでしょうか?
キツイ>という事に対しては、職業なりの苦労はあります。
代表的なのは、立ちっぱなし・食事の時間が不規則などで、こんなことは普通の体力のある方なら問題ありません。
食事が決まった時間にとれない”などを理由に挙げる方は、他の職種でも文句は言います。
繁忙日や暇な日のムラがあるのもサービス業の性”です。
拘束時間>これは営業時間”という事で考えれば、他の職業と変わりがありません。9時間”が平均的ではないでしょうか!?
美容師の場合はそこに、勉強・修練の時間を組み入れ考える方も多くいるようですが、それらは自分のためのスキルアップ”ですから昔は強要もされましたが、現在は自主的に行う事”となっている場合が多いです。しかし、やっている方とやっていない方の差”は実務においてかなりの違いが出てきます。
それによっては、仕事を依頼される・任される量や内容が違ってくるのは当然で、実力主義の職業なら=給与”となる場合が多く、収入の差にもつながりますから、自分なりの判断で行う事が当店では当たり前です。
休み>これは、お店によりまちまちではありますが現在の多くのお店は、隔週休2日”位は当たり前だと思います。
月/6日程度の休み+年末年始休暇と言ったところでしょうか!?
祝祭日はサービス業なので関係はありませんが、振替などの方法を取ったり営業時間の短縮などで対応しているお店が多いです。
給与>に関しては、新卒で16~17万程度が東京・都市部の上限ではないかと思います。専修学校卒の平均的な金額だと思います。その後は実力次第ですから、少ないと言っている方は・・・です。
社会保障に対する不安>に対しては、保険・年金・労災などの事を言っているのだと思いますが、美容室の多くは個人商店”が多く個々のお店・各個人の対応という事が多いと思います。
保険は国保(美容国保というものもあります) 年金は国民年金 労災などは組合の保険を利用している場合が多いです。ない”ということではありません。
大手の美容室などで、社保・厚生年金などの加入をしているお店も増えては来ていますが、なかなか増えていないことが現状です。その理由は美容師の職業の良い所”とつながっているため、なかなかお店側が加入できないのが理由の一つです。
このことに関しては、また別の機会に!
将来に対する不安>よく美容師は年齢の高くなった方はどうするのか?ということを聞かれますが、美容師という職業には定年はありません。その気になれば最高齢で92歳”まで現役を続けた方もいます。(こちらは特別だとは思いますが)
40代>50代>60代と進んでいった時の不安・・・
現役・現場で頑張る方もいます。
それ以外にも選択肢、役割はたくさんあります。
それぞれに苦労はありますが、裏方になって頑張っている方は一般の方(お客様)とは接点がないので、お店では見ないだけです。
手に職を付け、定年がない職業”なんて言ったら死ぬまでくいっぱぐれはありません。
美容師の人気が少なく、美容師人口が減ってきているのですからなおさらです。
その他>こちらの多くは、人間関係”体力・精神力”的な肉体的な問題が多いようです。
人間関係などは、多くの時間を過ごすのですから色々な方がいて当然ですが、業界的に師従関係で成り立っていたころの名残が多くそのように対応してしまう方々も多いのも事実ですが、最近はそんなことも少なくなってきています。
しかし、プロと言われる職人の集まりですから出来ない方にはつらくあたってしまう事もあるかもしれませんが、仕事に対して”という事ですからレベルアップすること、認められることで解消してゆくと思います。
体力・精神力は自己管理です。
結構美容師さんは気を使っている方が多いです。
健康面などかなり気を付けます。
ここまでで
な~んだ他の職業と変わらないんだ~・・・と思いませんか?
業界人の欲目”かな~
詳し~く”知りたい方はどんなことでもお答えしちゃいます!
子供に、
自分の好きなことを興味があることを見つけなさい”そういう仕事に就きなさい”
自分の将来を考えたときに、
好きなこと興味があることがやりたい、そういう仕事に就きたい”
と、
世の中のどれだけの方が、自分の好きなことを、好きな仕事にしているのでしょう?
好きなことをしている方は、好き勝手にやっている”のでしょうか?
好きなことをするために、何かを費やすことはしなかったのでしょうか?
嫌なら辞めて結構!嫌ならならなくて結構!!
・・・と言えればいいのですが、実務を考えればそうも言ってられません。
ですから、美容師の職場環境も徐々にではありますが待遇や条件なども少し改善されてはいます。極々微動ではありますが・・・
一般の企業に比べたら、それこそ大きく差が出てしまう会社もあるでしょう。
ですから
好き”という気持ちがより強くある方が、夢をかなえることができる業界だと思います
これから美容師を目指す方は、お願いです
好きという気持ちをもって、気持ちを忘れないで下さい。
美容師はそういう考えでやっている人たち”と皆に伝わるように
当店も、時間決めや就業短縮、休みなど働く環境改善に取り組んでゆきたいと思います!!